本記事の内容
- 退職代行はキャンセルできるのか?
- 入金後のキャンセルの場合返金はあるのか?
- キャンセル時の追加料金は発生するのか?
本記事ではこのような疑問を解決していきます。
退職代行の利用を検討している方は是非参考にして下さい。
退職代行はキャンセルできるのか?
結論としては入金後であっても退職代行辞退のキャンセルは可能です。
キャンセルを希望したのに何がなんでも代行させろ!といったことはありません。
ただし、代行行為自体はキャンセルはできても返金はないケースがほとんどなので注意が必要です。
というのも多くの退職代行サービスでは無料相談ののち、代行内容に納得した場合、その後の入金を持って申し込み完了となります。
基本的に入金前ならキャンセル(代行をやめること)もできるし、お金を払う必要はありません。
ただし入金後は申し込みが完了しているため、自己都合のキャンセルの場合、基本的には代行の行為自体はキャンセルできるがお金は戻ってこないケースがほとんどです。
キャンセル時の返金が認められるケースはある?
入金前であれば基本的にはどのサービスでも申し込み前に該当するため、キャンセル料金を取られることはありません。
自分が知る限り相談からお金がかかり入金前なのにキャンセルができない業者は見たことがないです。
一方で入金・申し込み後のキャンセル、返金についてはほとんどのケースで返金がない場合が多いです。
一部入金・申し込み後であっても代行開始前であれば返金がある業者も存在することは確かですが、、、
代行開始日が何日先なのか(どのくらい直前のキャンセルなのか)によっていくら戻ってくるかなど条件や満額返金とは行かない場合もあります。
利用規約にキャンセル時の詳細について書かれているので相談前に一度目を通しておくことをおすすめします。
キャンセル料や追加料金がかかる?
料金支払い前であればキャンセル料はかかりません。
また、キャンセルをしたことによる追加料金を取られるといったこともありません。
不安な点があれば料金支払い前の無料相談の際に直接聞いておくのもおすすめです。
ただし中には悪質な業者も存在するので退職代行業者を選ぶ際は実績や口コミにを確認し、知名度のある業者に依頼するようにしましょう。
実際の退職代行業者のキャンセル規定を紹介
ここでは実際に退職代行業者おキャンセル規定を例に挙げて見ていきたいと思います。
退職代行「SARABA」
第2条(利用方法)
退職代行サービスを利用する利用ユーザーは、本規約を遵守することに同意した上で、当社へ利用の申込または利用料金の振込みをすることで、当社への退職代行サービスの依頼が確定するものとします。第5条(返金保証サービスの適用およびキャンセル規定)
退職代行サービスを利用し、利用ユーザーが退職できなかった場合、当社の判断により返金保証サービスを提供することがあります。返金保証サービスが適用された利用ユーザーは、当社に支払った退職代行サービスの利用料金の全額を返金しますが、当社又は退職代行ユニオンが以下の各号のいずれかに該当するとみなした場合、返金保証サービスは適用されないものとします。
(4)利用ユーザーの判断によって退職をしなかったとき、または退職代行サービス実施前および実施後で、退職代行サービスの利用を中断もしくは終了したとき
引用:退職代行退職代行サービス利用規約 | 退職代行「SARABA」
上記の通り、申し込み・利用料金の振り込みを持って依頼が確定し、その後利用者の自己都合でキャンセルを行った場合は返金は行われないと記載されています。
男の退職代行
第5条(返金保証サービスの適用及びキャンセル規定並びに解約)
2.退職代行サービスの予約・申込または利用料金の振込み後であっても、退職代行サービスの申込取消(キャンセル)を行うことができます。ただし、申込取消に伴う返金及び予約・申込のキャンセル料については以下の各号(キャンセル規定)に準拠するものとします。
(1)支払い済み料金の返金対応は、退職代行サービス実施前(勤務先への連絡前)である場合にのみ適用とし、実施後においてはいかなる理由においても返金することはできかねます。ご了承ください。
(3)予約及び申込の取消を行った場合、以下のキャンセル料金が発生いたします。キャンセル料金は退職代行サービス実施希望日から起算した日数によって変動いたします(複数の希望日がある場合や希望日を変更した場合については現在の時点に最も近い日付けが適用されます。
また実施希望日を上旬や下旬、頃などの曖昧な表現や未定としていた場合及び予約の場合は以下の⑤が適用されます)。キャンセル料金は税込み金額をもとに算出し、以下のキャンセル料金を差し引いた差額を返金いたします(なおキャンセル料金は退職代行サービス実施の有無にかかわらず発生し、予約のキャンセルの場合はキャンセルの申し出があった当日中にキャンセル料金のお支払いをお願い致します)
①実施希望日61日前まで:決済手数料10%および振込み手数料
②実施希望日60日前から46日前まで:30% + 決済手数料10%および振込み手数料
③実施希望日45日前から31日前まで:50% + 決済手数料10%および振込み手数料
④実施希望日30日前から15日前まで:70% + 決済手数料10%および振込み手数料
⑤実施希望日の14日前から当日まで:100%
引用:退職代行サービス利用規約/PRIVACY POLICY | 【公式】男の退職代行|顧客満足度No1<成功率100%>即日でストレスから解放
男の退職代行では料金の振り込み後であっても料金の返金対応を行なっています。
しかしあくまでも入金後から退職代行サービス(職場への連絡)前の間にキャンセルを行った場合の返金対応となっています。
上記の通り直近であればあるほど戻ってくるお金も少ないです・・・。
退職代行を使うのに、実行日を申し込んでから2ヶ月以上も先の日付で設定する人はいるのでしょうか・・・。
正直これは入金後の返金はないと思っておいた方がいいですね・・・。
そんなに退職代行の実行日までに時間的余裕があるのであれば、その期間代行を利用することへの不安材料をなくすよう下調べに使い、そもそも入金後にキャンセルすることがないようにしたいですね。
退職代行jobs
キャンセルは自由ですが、ご入金後の返金はいたしかねます。
引用:退職代行Jobs
退職代行オイトマ
役務提供期間は、ご入金後、退職完了とされる退職日までです。 キャンセルは自由ですが、ご入金後の返金はいたしかねます
引用:退職代行オイトマ
退職代行をキャンセルする際の注意点
退職代行利用時は「申し込んだらキャンセルはしない」ということを前提に、事前に疑問点や不明点は潰しておくようにしましょう。
具体的には
- 規約を確認し、キャンセル規定を把握しておく
- どの時点で申し込みとなるのか確認(入金を持ってなのか、入金前に申し込みがあるかなど)
代行自体はキャンセルはできるけど返金されるかどうかは場合による(されない場合がほとんど)ので、気が変わったとか後からやっぱりやめとこうかな?と思うくらないなら最初から利用しないようにしましょう。
後払い制の退職代行の場合のキャンセルは?キャンセル料やどのタイミングで申し込みになる?
準備中
申し込み前
申し込み後〜代行前
代行後
まとめ:やっぱりキャンセルしたい!とならないためにも事前の下調べが大事!
退職代行のキャンセルは入金・申し込み前であればキャンセル可能で料金を支払う必要はありません。
しかし入金・申し込み後のキャンセルですと、代行行為のキャンセルはできても支払った料金が返金されないケースがほとんどです。
また、キャンセルしたからといって既に支払った料金に追加でキャンセル料金が発生することもありません。
退職代行の利用を検討する際は、後からやっぱりキャンセルしたい!といったことにならないように事前の無料相談でに疑問や不安を解消しておくのが大事です。
- そもそも本当に退職していいのか?
- 運営元はどこか?(民間、労働組合、弁護士)
- 実績や口コミは良いか?
民間の退職代行サービス利用時には代行業務の範囲として会社との直接交渉が含まれていないか?を注意するようにしましょう。
民間の退職代行サービスが会社との直接交渉をおこなうと非弁行為と言って違法行為に該当するため要注意です!