退職手続きは通常であれば退職する1〜2ヶ月前などに、直属の上司に退職の意思を伝え、業務の引き継ぎなど行なっていかなくてはいけません。
その際に引き留めにあったり、嫌がらせを受けたりうやむやにされたりとなかなかやめさせてもらえないケースもあります。
直属の上司からパワハラを受けておりなかなか退職の話を切り出しづらいと言うケースもあるでしょう。
本記事では
- 迷わず退職代行を使った方がいいケース
- 使わない方がいいケース
- 退職代行を利用する際の注意点やデメリット
- 失敗しない退職代行業社の選び方
を見ていきたいと思います。
退職代行を使おうか悩んでいる方は参考にしてみてください。
今すぐにでも退職代行を使うべきケース
自分自身を守ることが何より大事です。
精神的、肉体的に追い詰められた状況や、やめたくてもやめさせてもらえないなど今すぐにでも退職代行を使って退職すべきケースを紹介します。
上司からパワハラを受けているケース
迷わず退職代行を使って退職することをおすすめします。
大事なのは会社のために我慢することではなく、自分自身を守ることです。
上司にパワハラを受けている状態ではストレスが大きく、精神的に良くありません、
どこからがパワハラなのかと言えば、受けている側がパワハラだと感じればそれはパワハラです。
パワハラを受けているにもかかわらず我慢するのは精神的に良くありません。
また、直属の上司のパワハラが原因で辞める場合、そもそも面と向かって言いづらい、言えないと言った状況かと思います。
勇気を振り絞って退職の意思を伝えても、
- そんなんじゃどこ行っても通用しないぞ
- みんな辛いけど頑張っているんだ
- もっと本気で頑張ってみろよ
あたかも正論っぽいことを並べられて責められるケースもあります。
自覚がなくとも、夜なかなか眠れない、朝起きるのが辛い、仕事が終わっても仕事のことを考えてしまうなどあれば注意が必要です。
上司のパワハラが原因で退職を考えている場合は退職代行を使うことでストレスなく、スムーズな退職が可能です。
職場の状況的に言えない、言いづらいケース
人手不足でみんな限界に近い、我慢している様な状況で自分だけが辞めるとは言いづらい場合です。
人手不足はあなたのせいではありません。
あくまでも会社のせいであってあなたは全く悪くないです。
このような状況下で言いづらい、言えない場合退職代行を使うことをおすすめします。
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いと会社に行くこと自体が嫌になります。
また、自分の努力で改善することは困難です。
自分の場合、中途で入社した会社は既にグループができていてその輪の中にうまく入れないと終わりだった。
仕事だと割り切り、なるべく距離を置く、関わらないようにしていました。
しかし自分は新人で仕事でわからないこと、困ることがあり質問や相談をしたりとどうしても仕事上関わる機会ができてしまいました。
その度にこんなこともできない、わからないの?この仕事向いてないんじゃない?
こんなこともできずに今までよく普通に生活できたね。
と仕事のことを質問したのに関係ないプライベートの生活に対しても嫌味を言われることが多々ありました。
割り切ろうと思っても毎日のように顔を合わせて同じ空間で仕事をしていると割り切っているつもりでもストレスは溜まっていきます。
休みの日に趣味に没頭して忘れようとしてもいつも頭の片隅から仕事のことが離れません。
今まで楽しいと思っていたことが楽しめなくなりました。
自分の場合は会社を変えることでこの問題は解決したがそれ以外の方法でいくらストレス解消を試みても根本的な解決ではないため改善しませんでした。
人間関係で精神的にきつい場合は自分自身が壊れる前に迷わずその職場から離れるのがおすすめです。
会社自体がブラックであるケース
残業が多く長時間労働であったり休みが取れないといった明らかにブラック企業である場合一刻も早く辞めるべきです。
人間疲れが溜まると疲れていない時は平気だったこと、耐えられていたことが耐えられなくなってきます。
しっかりと休息をとる以外に解決策はありません。
僕が新卒で入った会社は人間関係も悪くなかったし、やりがいもある仕事でした。
ただただ労働環境が悪く何ヶ月も休みが取れず毎日朝早くから深夜、時には朝方まで仕事が終われないケースもありました。
チームのメンバー体に鞭をうち働き、気休めの栄養ドリンクの空き瓶が山になっていき、ついには僕含め限界を迎えたメンバーが次々辞めていきました。
また、このようなブラック企業は慢性的な人手不足で過度な引き止めに遭うケースも多いので退職代行を使うのがおすすめです。
退職を受け入れてもらえないケース
退職を申し入れてもひたすら先延ばし先延ばしにされたり、過度な引き止めにあったりするなどといったケースです。
新卒で入った会社では退職を切り出しても複数回、かつ1回数時間にも及ぶ引き留め、面談などが難度も行われ一向に退職できないといった経験があります。
このような場合、会社に対しての不満を理由に退職を伝えると退職の原因になっていることを改善するから残って欲しいといった引き止めに遭う可能性があります。
次の会社が決まっているなどあくまでも今の会社とは関係ない、上司にはどうすることもできない理由で退職することを伝えるか、時間的余裕もないし精神的な負担もでかいので思い切って退職代行の利用を検討することをおすすめします。
上記のケースに該当するが、なかなか行動に移せない人
こちらは退職者自身がやめようやめようと頭では思っていてもいざとなると行動に移せないといったケースです。
思い切って退職代行に申込むことで後には引けない状況、強制的に退職せざるを得なくなるので辞めたいけど決心がつかないといった人にもおすすめです。
申し込み後にキャンセルすることもできなくはありませんがほとんどの場合自己都合でのキャンセルや返金はありません。
そういった意味でもなかなか行動に移せない人には思い切ってまずは無料相談をしてみることをおすすめします。
退職代行のキャンセルについては退職代行はキャンセルできる?入金後の返金や追加料金は取られるのか?を参考にして下さい。
退職代行を使うべきではないケース
逆にこの様なケースでは退職を検討するべき理由ではありますが退職代行を使う必要はないと考えます。
自分自身で退職の手続きを進めるのがおすすめです。
条件が違う、仕事内容が違う
入社前などに聞いていた業務内容と実際の業務に差がある、条件が違うなどのケースです。
退職を検討する理由にはなりますがこの場合代行ではなく自分で退職の意思を伝えるのがおすすめです。
やりがいを感じない
仕事内容にやりがいを感じない場合です。
確かに退職、転職を検討してもいいかもしれませんが退職代行を使うまでもないでしょう。
また、個人的にはやりがいは確かに大事ですが、
今の仕事が苦痛ではない、
人間関係は良好、
条件面も悪くない
と言った様な状況であれば仕事を続けながら仕事以外のことでやりがいのあることを探してみるのもおすすめです。
退職後も会社の人たちと円満な関係を続けたい
退職代行を使って円満退職は難しいからです。
確かにトラブルにはなることは少ないですし、退職手続きが自分でやるよりスムーズに進みます。
ただし使われた会社側の人間からしたらその後もあなたと関係を続けたいか?といわれると微妙なところです。
そもそも人間関係良好で今後も関係性を続けたい人たちであれば代行使ってやめようとも思わないかもしれませんが、
今の会社の人たちとの関係性を続けたい場合、または次の職場でも関わる可能性が高いなど関係性が続く可能性がある場合は退職代行の利用を控えた方がいいでしょう。
退職代行をお奨めする理由
退職代行サービス使うと
直接会社に行って退職の意思を伝える必要がありません。
- 退職理由を詳細に説明する
- 嫌がらせを受ける
- 過度な引き止めにあう
などの心配がなくなります。
ただしデメリットとして費用がかかるといった面ははありますが、今すぐ使うべきケースにに該当する人にとってはスムーズに退職の手続きが進み、上司や人間関係の悩みから解放され、嫌な上司に退職の意思を直接伝える必要がないなどメリットが大きいです。
退職の選び方
基本的には交渉ができる労働組合か弁護士に頼むのがおすすめです。
自分が退職を切り出すことで揉めることが明らかなら弁護士、そうでないならコスパと交渉を兼ね備えた労働組合がおすすめです。